議会報告

  • 大橋章夫朗議員
    令和6年2月定例会 一般質問(大橋 章夫議員)要旨(令和6年3月4日)
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    1 香害(こうがい)について

    ① 香りが原因で生じる症状について、その周知も含めどのような対応を行っていくのかを問う。
    (健康医療部長答弁) 今年度、国から公表されました研究事業の報告におきましては、化学物質過敏症が疑われる方の約7割の症状出現のきっかけが、柔軟剤や洗剤・除菌剤等に含まれる香料の香りであることが報告されたところでございます。
    健康医療部では、これまで、医療機関へ啓発ポスターの院内掲示や、患者と接する際の配慮について依頼するとともに、府のホームページにおきまして、香りに対する配慮の呼びかけや、症状についての情報を発信してきたところであります。今般の最新の研究報告内容につきましても同様掲載を行ったところであります。
    また、多くの方々に症状の正しい知識を普及していくためには、発症の原因解明や診断指針の確立が必要であることから、国に対し更に研究を推進されるよう、引き続き、要望してまいります。 


    ②令和3年9月議会の答弁以後、香害についての周知啓発をどのように取り組まれてきたのか、教育庁の取組み状況について問う。
    (教育長答弁) 各学校に対しましては、管理職研修等を通じまして、洗剤や柔軟剤等に含まれます合成香料により、体調不良を訴える児童生徒がいることを周知してまいりました。また、各学校におきましては、国作成の啓発ポスターの掲出や、保健だより等を用いて児童生徒等に対し、香りで困っている人がいることを周知・啓発をいたしております。
    さらに、令和5年7月の国作成の啓発ポスターにつきまして、市町村教育委員会の学校保健関係者に掲示を依頼しますとともに香りに対する配慮等に関しまして、重ねて周知を行ったところでございます。
    引き続き、国の動向を注視しつつ、各学校において、香りにより体調不良となる児童生徒等に対する理解が深まりますように努めてまいります。


    ③府内の消費生活相談窓口には、香害に関する相談件数がどのぐらい寄せられているのか、また、そうした相談への対応や、その周知啓発について大阪府消費生活センターとしてどのような取組みを行っているのかを問う。
    (府民文化部長答弁) 昨年度、全国の消費生活相談窓口に寄せられました「柔軟剤などのニオイによる危害・危険」に関する相談件数は209件、府内での相談件数は16件でございました。
    相談内容につきましては、隣人が使用している柔軟剤の香りにより、頭痛や吐き気などの体調不良になるというものが多くを占めております。
    こうしたことを踏まえ、消費者庁等関係省庁により作成されたポスターを、大阪府消費生活センターにおいて掲出するとともに、メールマガジンやデジタルサイネージ等、様々な手法により消費者への情報発信を行っているところでございます。
    今後とも、府民の安全安心な消費生活の実現に向けて、効果的な啓発に取り組んでまいります。


    2 大阪府内のトイレについて

    ①府営公園におけるトイレ改修の取組状況と今後の進め方について問う。
    (都市整備部長答弁) 大阪府では、府営公園のトイレ改修に、令和元年度以降取り組んでおり、今年度11棟、来年度4棟の実施により予定していた改修が完了する見込みでございます。
    議員お示しのとおり、今後、老朽化が進み、改修等の対応が必要となることから、昨年度より、全てのトイレを対象に、健全度や利用状況などの調査を進めており、今年度中に、将来の改修等の優先順位を定めた計画を策定する予定でございます。
    引き続き、誰もが快適に利用できるトイレとなるよう、策定した計画に基づき、着実に改修等を進めてまいります。


    ②大阪府森林環境税を活用した自然公園のトイレの改修をどのように進めていくのかを問う。
    (環境農林水産部長答弁) 大阪府森林環境税を活用し、自然公園のトイレ14箇所を来年度からの5年間で順次改修することとしております。トイレ改修は、利用者の安全性の確保はもとより、インバウンドをはじめ多くの方々に大阪の森林に親しんで頂くためにも重要でございます。
    このため、自然と調和しながら、全ての人が快適に利用できる空間として、多様性に配慮した誰もが使いやすいデザイン・構造とするとともに、大雨の際の一時避難や休憩スペースとしての利用なども見込み、整備していきたいと考えております。
    現在、維持管理のしやすさや耐久性の向上といった点も含めまして、自然公園のトイレの今後の在り方を示す整備方針の策定に向け、専門家等と意見交換を行っているところでございます。
    トイレの改修により、府民の森など自然公園ひいては府内森林のさらなる魅力向上を図り、訪れていただいた方々への「山でのおもてなし」につながるよう、しっかりと取り組んでまいります。


    ③(要望)万博会場のトイレについて工夫した情報発信を行うこと。


    3 学研都市線沿線のまちづくりについて

    ・JR学研都市線における鉄道沿線まちづくりの検討状況と今後の進め方について問う。
    (大阪都市計画局長答弁) 鉄道沿線まちづくりにつきましては、大阪のまちづくりグランドデザインに基づきまして、放射・環状に広がる都市軸の強化を図る観点から、沿線全体を一体的にとらえ、その地域特性や強みを活かしたまちづくりに取り組むことが重要と認識しております。
    そのため、関係者が将来像を共有する場といたしまして、お示しのJR学研都市線に関する協議会を設置し、その中に「住む」、「働く」、「訪れる」をテーマとした3つのワーキング会議を設けることにより、沿線の特徴や地域の現状などを把握するとともに、まちづくりの方向性について議論を重ねているところでございます。
    引き続き、沿線市や鉄道事業者等との緊密な連携のもと、多様な主体の参画によるまちづくりの推進や沿線のブランドイメージ向上などの観点から、将来像の実現に向けた戦略等に関する検討を進めまして、来年度、その成果を「沿線まちづくりビジョン」としてとりまとめてまいります。


    4 都市計画道路「牧野長尾線」「長尾杉線」について

    ①都市計画道路「牧野長尾線」「長尾杉線」の整備効果について問う。
    (都市整備部長答弁) 道路は、府道や市道など、関係者がそれぞれの役割分担のもと、連携してネットワークを整備することで、交通の円滑化などが図られるものと認識しております。
    議員お示しの両路線は、地域内の交通を支えるとともに、府道交野久御山線から国道307号に至る新たなルートを形成するもので、並行する府道枚方高槻線を補完する効果をもっていると考えています。
    また、枚方市が実施した交通量予測でも、両路線の整備により、府道枚方高槻線をはじめ国道307号などの交通量が減少することが示されおり、府が管理する幹線道路の渋滞緩和に効果があるものと考えております。
    今後、両路線の整備後の交通状況を注視しつつ、大阪府としましても、必要な渋滞対策に着実に取り組んでまいります。


    ②新設道路整備時における信号機の設置基準について問う。
    (警察本部長答弁) 新設道路への信号機の設置につきましては、道路管理者から示される予測交通量を基に、交差点の形状や現行道路の交通量も踏まえつつ、設置の必要性の判断をしております。
    議員ご指摘の牧野長尾線につきましては、多くの地元住民の方々が安全対策の充実を要望されているものと承知をいたしております。
    大阪府警察といたしましては、道路管理者と連携の上、周辺の開発状況も考慮しつつ、信号機の設置も含めた安全対策の充実を検討してまいります。
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