議会報告

  • 藤村昌隆議員
    令和2年2月定例会 討論(藤村昌隆議員)要旨(令和2年3月24日)
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    公明党の藤村昌隆です。冒頭、今般の新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、罹患された方々へのお見舞いと、一刻も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
    それでは会派を代表し、今次定例会に提出されております諸議案の採決にあたり、我が会派の見解を申し述べます。

    1 「新型コロナウイルス感染症対策」について

    知事はじめ関係部局の皆さまの連日連夜にわたるご尽力に感謝申し上げます。
    府内の感染状況は、ライブハウスにおけるクラスター感染拡大については、収束宣言がなされた一方、現時点では感染経路が明らかでない事例も多数確認されるなど、依然、予断を許さない状況にあると認識しております。
    我が会派は、1月30日に知事へ提出した緊急要望をはじめ、代表質問や各常任委員会での質疑。また昨日、社会経済活動への影響が長期化・深刻化する現況を踏まえ、中小企業等への支援や情報提供・相談体制の強化等、17項目にわたる新たな要望書を提出するなど、府民の切実な声を質疑や要望を通じ、知事や関係部局に届けてまいりました。
    我が会派の提案に対し、この間、緊急資金の創設やLINE相談の拡充、医療的ケア児への消毒液の支援など、様々ご対応いただいているところでありますが、時々刻々と状況が変化する中、迅速に、的確にご対応いただきますよう、強く要望いたします。
    大阪府は現在「感染拡大の防止」と「社会・経済活動の回復」の両立という、非常に難しい舵取りを迫られており、まさに正念場を迎えています。
    この難局を一丸となって乗り越えるべく、公明党大阪府議会議員団は、徹して府民の皆さまの声をお聞きし、府民の命と暮らしを守るべく、全力で取り組んでまいります。
    知事におかれましては、国の専門家会議の見解や国の対応方針も十分踏まえ、府下市町村はもとより、他府県との連携にも尽力していただき、府としての対応を府民にわかりやすくお伝えいただきますよう、強く要望いたします。

    今次定例会では、新型コロナウイルス対策以外でも、様々な提案をいたしました。

    2 本府におけるSDGsの推進と2025大阪・関西万博について

    未来を担う大阪の子どもたちが、SDGsの理念を自らが感じ、考え、行動することが重要であるという観点から、我が会派は代表質問で、SDGsをしっかりと理解し、世界へ羽ばたくきっかけとなる2025大阪・関西万博に、大阪の子どもたちを招待することを提案しました。知事からも「大阪の子どもたちを無料で招待できるよう協議していきたい」との答弁がありました。
    2025大阪・関西万博への大阪の子どもたちの無料招待が確実に実現できるよう、しっかりと取り組んでいただきますよう強く要望いたします。

    3 就職氷河期世代への支援について

    就職氷河期世代は、就職期がたまたまバブル崩壊後の厳しい経済状況にあったために、未就職、不安定就労等を余儀なくされ、長くその影響を受けている方々であり、国や企業による取組みはもちろん、大阪府における取組みも重要です。
    昨年来の我が会派の提案を受け、府として今後3年間、就職氷河期世代を対象とした府職員への採用方針を示されたところでありますが、府職員への採用のみならず、オール大阪での更なる支援策の強化を求めます。

    その他、「医療的ケアが必要な児童生徒に対する通学支援」や「SACHICOに対する医療費助成」、「防犯アプリの導入」など、我が会派がかねてから要望していたことが来年度予算案に盛り込まれ、「福祉医療費助成制度における精神病床への入院に対する助成制度」も令和3年度からの実施方針が示されました。これらの施策を必要とされている府民の皆さまに着実に届くよう、事業の効果的な運用及び周知の徹底をよろしくお願いいたします。

    4 若年がん患者の妊孕性の温存治療に対する助成制度の創設について

    3月3日本会議散会後、維新・自民・公明の三会派が紹介議員となり、大阪がん・生殖医療ネットワークやピンクリボン大阪が「AYA世代がん患者等の妊孕性温存治療への支援に関する請願書」を提出されました。
    その席上、患者代表の方から「つらいがん治療を受けた後も、妊娠・出産の選択肢があると、治療もやりがいがあり、今後の人生の希望になる」とおっしゃられていました。
    知事は請願提出後の記者の取材において、助成制度の創設について「若い世代の方ががんになられたら、自分の子どもを残したいという気持ちが実現できるように補助していきたいし、支えていきたい。前向きな方向で指示を出しています」と発言されました。
    妊孕性温存治療への助成について府議会で初めて議論してから2年半が経ちました。知事におかれましては、本請願の結果や何より若年がん患者の切実な思いを重く受け止め、本年中にも、全国に誇れる助成制度を創設していただきますよう、強く要望いたします。

    以上、さまざま申し上げましたが、今議会に提出されております議案については、全て賛成であることを表明し、我が会派の討論とさせていただきます。
    ご清聴ありがとうございました。

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