議会報告

  • 肥後洋一朗議員
    令和3年9月議会 一般質問(肥後 洋一朗 議員)要旨(令和3年10月7日)
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    1 受動喫煙の防止に向けて

    ・大阪府受動喫煙防止条例の附帯決議について問う。
    (健康医療部長答弁) 大阪府受動喫煙防止条例の円滑な施行にあたっては、規制の対象となる飲食店に対する支援が不可欠との認識のもと、条例制定にあわせて、喫煙室の設置にかかる補助制度を創設し、活用促進に努めてきたところです。
    この間の補助制度の活用状況は70件となっておりますが、条例の規制に対応できていない施設は、2018年度の約37%から2020年度には約 23%に減少するなど、飲食店における受動喫煙防止対策は着実に進んでおります。
    補助制度の活用促進にあたっては、これまでも国の制度も含めた幅広い相談をワンストップで対応する専用相談窓口を大阪産業局への設置や府ホームページ、事業者向け説明会等での周知を行ってきており、引き続き、飲食店等への丁寧なサポートに努めてまいります。


    ・大阪府受動喫煙防止条例の段階的施行について問う。
    (健康医療部長答弁) 本条例は、大阪・関西万博の開催を見据え、受動喫煙防止対策が推進されるよう、2025年の全面施行に向けて段階的に施行することとしています。
    条例の施行にあたっては、府内の受動喫煙防止に関する進捗状況をしっかり把握するとともに、府民や事業者の意見を十分に伺うことが重要と考えています。
    そのため、昨年度と今年度の2回にわたって、府内飲食店のうち2万店を対象に実態調査を実施し、昨年度は約5千件、今年度は約3千5百件の回答を得ているところです。また、府民に対しても、「府の取組みへの評価」などに関する意識調査を実施しています。
    条例の円滑な施行に向け、これらの調査結果等を踏まえた飲食店への必要な支援策や府民への周知方策について、来年度の予算議論までに検討していきます。


    2 寝屋川市流域での治水対策

    ・寝屋川市流域での治水対策の効果について問う。
    (都市整備部長答弁) 平成30年7月の西日本豪雨では、枚方市などで総雨量250mmを超えるなど、寝屋川流域全域で多くの雨量を記録しましたが、寝屋川南部地下河川などの貯留施設が効果を発揮しました。
    また、令和3年5月20日から21日にかけて、寝屋川流域北部を中心に枚方市、大阪市等で、1時間雨量が5月の観測史上1位を記録した大雨の際には、供用したばかりの北部地下河川守口調節池と、これに接続する門真寝屋川(二)増補幹線が容量上限10万㎥まで貯留するなど、治水効果を発揮し、その結果、平成7年の同規模の降雨と比較すると、浸水被害が約2千戸に対し、5戸以下と大幅に軽減されたところでございます。


    ・寝屋川北部地下河川及び寝屋川北部流域増補幹線の進捗状況と今後の取組みについて問う。
    (都市整備部長答弁) 寝屋川北部地下河川及び接続する下水道増補幹線につきましては、国の「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」も活用し、令和3年3月の守口調節池完成に併せ、接続する下水道増補幹線を一体的に整備することで、新たに守口市、門真市、寝屋川市域の約1,600ヘクタールの浸水被害軽減につながる治水機能を確保したところでございます。
    寝屋川北部地下河川の残る鶴見立坑から下流4.6 kmの区間につきましては、現在、鶴見調節池のシールド工事発進立坑となる城北立坑築造工事について、令和8年2月の完成をめざし進捗に努めております。
     また、寝屋川北部流域の下水道増補幹線につきましては、門真守口増補幹線の下流側1.9kmの区間で工事に着手しており、令和5年度末の完成をめざし令和3年10月よりシールドマシンによる掘進を開始いたします。
     引き続き、寝屋川北部流域の浸水被害軽減に向けまして、国の「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」も最大限活用し、着実に進捗を図ってまいります。


    3 密集市街地対策

    ・寝屋川市内の密集市街地対策について問う。
    (住宅まちづくり部長答弁) 寝屋川市では、延焼危険性を効果的に低減できる箇所における老朽建築物の除却や、道路整備などの解消に必要となる事業に加え、地区の魅力を高めるまちづくりを進める取組みを位置づけた、整備アクションプログラムを昨年度末に策定したところです。
    確実な解消に向け、今年度から、市が老朽建築物を買い取り除却する手法や除却補助の対象に戸建住宅を追加するなどの制度拡充、所有者への個別訪問等による積極的な除却の働きかけなどを行うこととしています。
    本府としましても、これらの取組みを積極的に支援し、令和7年度末までに寝屋川市の全地区解消を目指してまいります。


    ・萱島讃良線の事業着手に向けた支援について問う。
    (住宅まちづくり部長答弁) 都市計画道路萱島讃良線は、萱島東地区における延焼危険性の大幅な低減が見込めるほか、沿道のまちづくりが期待できるなど、まちの魅力向上にも大きく寄与するものと認識しております。
    萱島東地区では狭小敷地が多く、権利関係が輻輳しているなどの密集市街地特有の課題を踏まえ、事業着手に先立ち、民間による土地活用の促進、ひいては円滑な事業の推進を目的として、道路予定地を含む周辺の土地の境界確定を進める地籍調査が検討されています。その為に必要となる市のマンパワー不足を補うため、大阪府都市整備推進センターと連携し、用地交渉や測量等を行う技術者の派遣による支援を検討してまいります。


    4 京阪本線連続立体交差事業

    ・京阪本線連続立体交差事業の進捗状況について問う。
    (都市整備部長答弁) 京阪本線の連続立体交差事業につきましては、平成25年度の事業認可取得以降、調査・設計を行うとともに、地元市である寝屋川市、枚方市の協力を得ながら、事業用地の取得を進めており、現在、約8割が完了している状況です。
    用地取得が完了した区間では、令和元年度より、文化財調査や水路などの移設工事を順次実施するなど、高架工事の着手に向けた準備を進めているところです。


    ・京阪本線連続立体交差事業の今後の取組みについて問う。
    (都市整備部長答弁) お示しの通り、連続立体交差事業は、事業期間が長く、地域の方々に、ご不便とご負担をおかけすることになるため、事業を進めるにあたりましては、丁寧かつ十分な説明と対話を行っていくことが必要と考えます。
    京阪本線連続立体交差事業は、用地取得も約8割が完了しましたことから、来年1月から工事説明会を予定しており、令和4年度からは鉄道の高架工事に本格的に着手していくこととしております。
    事業の実施にあたりましては、工事説明会をはじめ様々な機会を通じ、進捗状況、スケジュール感などもお示しするとともに、ご理解、ご協力いただきながら着実に工事を進めていく予定でございます。
    今後とも、丁寧な対応を心がけつつ、寝屋川市、枚方市及び京阪電気鉄道株式会社と一丸となって、一日も早い完成を目指し事業推進に取り組んでまいります。


    5 地球温暖化対策としての電動バイク等の普及促進

    ・電動バイクや超小型モビリティの普及促進について問う。
    (環境農林水産部長答弁) 今後の移動・輸送手段の多様化を踏まえ、乗用車をはじめ、バイクやバス、トラックなど、あらゆるモビリティの電動化を図り、運輸部門の脱炭素化を促進していくことが重要と認識しております。
    このため、本府では、民間事業者等と連携し、バイクの移動先でのバッテリー交換の実証事業を実施しているほか、超小型モビリティのワイヤレス充電の新たな実証事業を検討するなど、電動バイク等の普及に不可欠な環境整備に向けた取組みを進めているところです。
    今後、電動バイクや超小型モビリティに関する国の補助制度や導入事例などの情報を発信し、府民や事業者への周知啓発を行い、普及促進に努めてまいります。


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