大阪国際がんセンターの隣接地に最先端がん治療施設「大阪重粒子線センター」(大阪市中央区)が2018年3月にオープンしました。重粒子線がん治療は、限局性の固形のがん治療に適しており、がんの近くにある正常な重要臓器への照射を避けることができる治療法です。
大阪府は、当センターの開院にあわせて、公的医療保険の適用とならない重粒子線がん治療の費用負担を軽減するため、府と連携する金融機関の専用ローンを利用し、治療費を借り入れた利子分を負担する事業を創設しました。
さらに、2019年度から小児がん患者(15歳未満)が、公的医療保険の適用とならない重粒子線がん治療を受けたとき、治療費を軽減(世帯の課税総所得が600万円までは全額・900万円までは半額)する支援事業(大阪重粒子線センター補助金)を創設しました。