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1 健康寿命の延伸の取組みについて
・ 大阪・関西万博を契機として府民の健康に対する関心を高め、健康づくり活動の浸透につなげてほしいと考えるが、府はどのような視点に立って取り組んでいくのかについて問う。
(健康医療部長答弁)
府における健康寿命は、男女とも延伸をしてきておりますが、依然として全国平均を下回っており、府民一人一人の健康づくりとして、行動変容を促す取組みの強化が必要と考えております。
現在改定作業を進めております、次期健康増進計画では、引き続き、基本目標に「健康寿命の延伸」、「健康格差の縮小」を掲げ、取組みを進めることとしております。その中では、例えば幼少期の生活習慣、社会環境が成長してからの健康状態、さらには次世代の健康にも影響を及ぼす可能性を踏まえ、このような人の生涯の時間的な経過による変化を一連のものとして捉えた「ライフコースアプローチ」という考え方も新たに取り入れ、健康づくりを推進することとしております。
今後、大阪・関西万博に向けて、手首や腕など体の一部に装着して心拍数や歩数などの健康データを記録するウェアラブル端末や健康アプリなどをはじめとしたテクノロジーの進展も予想され、府民にとってヘルスケアがより身近な存在になると考えられることから、この機会を捉え、健康づくりに関心の低い方々も含めた働きかけを強化し、府内全体の健康寿命の延伸を更に進めてまいります。
2 社会福祉施設等従事者へのギフトカード配付について
・ 前回の実績を踏まえた上で、地方創生臨時交付金を活用した今回の取組みについて問う。
(福祉部長答弁)
昨年度実施いたしました社会福祉施設等従事者支援事業第1弾につきましては、約39万人の施設等従事者の皆さんにギフトカードを配付させていただきました。今回の第2弾の事業実施におきましても、対象となる従事者のみなさんにしっかりとギフトカードをお届けできるよう取り組むことが不可欠と認識しております。
このため、まず、周知についてですが、事業者へのカードの配布につきましては、原則として施設が取りまとめていただくのですけど、その周知がまずは重要でございまして、市町村等にも協力をいただきながら、府及び市町村の施設所管課等さらには社会福祉協議会等の団体への説明を通じまして、周知の徹底を行ってまいります。また、従事者のみなさんに対しましも、府のホームページやSNS、府政だよりなどを活用した広報などを丁寧に行わせていただくことによりまして、可能な限りの周知に努めてまいります。
また、申請期間につきましては、事業を年度内に執行しなければならないという制約はございますが、できるだけ期間を確保させていただきますようしっかり検討してまいります。
3 万博におけるボランティアについて
・ ボランティア募集に向けた準備状況と募集開始時期のめどについて、所見を問う。
(万博推進局長答弁)
万博ボランティアにつきましては、主に府内の主要駅や空港等におきまして、交通案内はもとより万博の開催状況や周辺の観光案内等も担っていただくため、約1万人の募集を予定いたしております。
現在、具体的な活動場所の選定や休憩スペースの確保に向けまして、交通事業者等と調整を行いますとともに、応募者の個人情報等を適切に登録・管理するシステムの構築など、募集に向けた準備を進めているところでございます。
また、主に万博会場内でボランティアを活用する博覧会協会と連携・協力しながら、一体的な募集やシステムの連携した活用など効果的な取組みについても協議を行っています。
こうした準備を整えまして、年明け1月には、募集開始できるよう、機運醸成にも意を用いながら、関係者とともにスピード感を持って取り組んでまいります。
4 寝屋川北部地下河川と下水道増補幹線の進捗状況について
・寝屋川北部地下河川とそれに接続する下水道増補幹線の進捗状況について問う。
(都市整備部長答弁)
寝屋川北部地下河川につきましては、鶴見調節池の発進立坑となる城北立坑築造工事を、令和8年の完成をめざして進めており、現在、深さ約102メートルのうち約50メートルまで進捗しております。
また、立坑完成後、速やかに鶴見調節池築造に着手できるよう、現在、工事発注手続きを進めるとともに、地元住民への事業説明の準備を進めているところでございます。
次に、下水道増補幹線につきましては、門真守口増補幹線のシールド工事を進めるとともに、門真寝屋川(二)増補幹線ほか2つの増補幹線の発進立坑の工事を施工しており、今年度には、続くシールド工事に着手する予定でございます。
引き続き、寝屋川北部流域の浸水被害軽減に向けて、着実に事業を推進してまいります。
5 都市計画道路千里丘寝屋川線の今後の事業の進め方について
・都市計画道路千里丘寝屋川線の整備の意義並びに現状及び今後の事業の進め方について問う。
(都市整備部長答弁)
都市計画道路千里丘寝屋川線は、現在事業中の都市計画道路寝屋川大東線とあわせて整備することで、第二京阪道路へのアクセス機能と府域環状機能の強化が図られるものでございます。
現在、路線測量や道路設計を実施しており、来年度には用地買収に必要な土地の測量や境界確定を行ってまいります。
今後、買収面積が確定した箇所から、順次、用地交渉を進めていくとともに、一定区間の用地買収が完了したところから、工事に着手することとしており、地域住民の皆様には、それぞれの段階で丁寧な説明を行い、事業を進めてまいります。
6 都市計画道路対馬江大利線の整備について
・都市計画道路対馬江大利線における府整備区間での取組みと今後の見通しについて問う。
(都市整備部長答弁)
都市計画道路対馬江大利線につきましては、令和2年度に策定した大阪府都市整備中期計画の中で、「市施行区間の用地買収と地下埋設物移設の完了」を条件として、着手することを位置付けております。
現在、寝屋川市施行区間では、用地買収及び現道内の地下埋設物移設工事が、来年度末に完成をめざして進められていると聞いております。
府としては、市が実施する「用地買収と地下埋設物移設」の来年度完了の見通しがついたことから、今年度、事業着手の前段階となる大阪府建設事業評価審議会に諮るなど、切れ目なく事業着手できるよう取り組んでまいります。
7 寝屋二丁目・寝屋川公園地区のまちづくりについて
・JR学研都市線沿線のまちづくりの動きも含めた、寝屋二丁目・寝屋川公園地区におけるまちづくりに係る府の取組みについて問う。
(大阪都市計画局長答弁)
「寝屋二丁目・寝屋川公園地区」につきましては、鉄道駅に近接するとともに、第二京阪道路沿道に位置するなど、交通利便性に優れ、産業立地等のポテンシャルが高いエリアであると認識しております。
府といたしましては、当地区の土地利用計画などの検討状況を踏まえつつ、寝屋川市と協議調整を進め、適切な時期に、寝屋川公園の都市計画区域の見直しや市街化区域編入など都市計画手続きを行うとともに、必要となる技術的支援等を行ってまいります。
また、当地区を含むJR学研都市線沿線のまちづくりにつきましては、本年8月にお示しの協議会を設置したところであり、今後、まちづくりの方向性の検討、共有を行い、多様な主体の参画による持続的なまちづくりの実現や沿線地域のブランドイメージの向上を図っていくこととしております。
引き続き、寝屋二丁目・寝屋川公園地区をはじめとしたまちづくりが着実に進むよう関係者との連携のもと広域的な観点からしっかりと取り組んでまいります。
8 大阪公立大学工業高等専門学校の跡地活用について
・跡地の活用・処分に向けた、今後の進め方について問う。
(府民文化部長答弁)
大阪公立大学工業高等専門学校の跡地利用につきましては、府の貴重な経営資源である公有財産として、有効に活用していくことが重要と認識しております。
このため、学校の移転後の跡地につきましては、府のルールに基づき、まずは庁内での活用を検討した上で、地元市町村に取得意向を確認、最終的には入札などの処分等について検討していくこととしております。
なお、当該跡地につきましては、地元、寝屋川市から、市における将来のまちづくり等を見据えて、こうした手続きに関する市への情報提供等についてご要望をいただいているところでございます。
今後とも、こうした寝屋川市の意見も十分に聞きながら、庁内関係部局とも連携し、有効な活用が図れるよう、検討してまいります。